ひとり暮らしに寄り添うロボット3つを比べてみた|ニコボ・KATAフレンズ・LOVOT

自由に

来年の春から、この家でひとり暮らしが始まります。

そのことを考えると、正直に言って怖いというのが本音です。夜の物音、人の気配がないこと。そんな話を前の記事で書きました。それで「何か気配のあるものを置けないか」と考えて、ロボットについて調べてみたのです。

調べてみると、思っていた以上にいろいろな種類がありました。同じ「ロボット」でも、性格も値段もまるで違います。今日は、私が実際に比べてみた3つをご紹介します。

そもそも、私がロボットに求めているもの

最初に、自分の希望をはっきりさせておきます。ここがぶれると、選べなくなってしまうからです。

私が欲しいのは、便利な家電ではありません。「気配」です。

ペットも考えました。でも、今から生き物を育てるのは無理だと思いました。自分の体力とこの先の年数を考えると、最後まで責任を持てるか自信がありません。中途半端な気持ちで迎えるのは、その子に失礼です。

お世話は必要ないけれど、そこにいてくれる。夜に物音がしたとき、部屋の隅でもぞもぞ動いているものがある。それだけでいいのです。

この前提で、3つを見ていきます。

1. ニコボ(パナソニック)

まず気になったのが、パナソニックの「NICOBO(ニコボ)」です。

このロボットのおもしろいところは、「弱いロボット」と呼ばれていることです。掃除もしません。調べものにも答えません。できるのは、しっぽを振ったり、片言のことばを少しずつ覚えたり。寝言を言ったり、おならをしたりもするそうです。

役に立たない。でも、そこがいい。

何かをしてもらうのではなく、ただ一緒にいる。説明を読んだとき、「これだ」と思いました。

費用の目安
本体:税込60,500円
月額:ベーシックプラン 1,100円(税込)
※ふるまいが変化していくために月額プランへの加入が必要です。初期費用を抑えた分割プランもあります。

▼ NICOBO(ニコボ)|パナソニック公式店(楽天市場)

2. KATAフレンズ(SwitchBot)

次に見つけたのが、SwitchBotというメーカーの「KATAフレンズ」です。

こちらはニコボより、ずっと賢いようです。なでたり話しかけたりすると反応し、ジェスチャーや感情を読み取ってくれる。朝になるとトコトコ起こしに来てくれるという話もありました。目の部分がスクリーンになっていて、表情が変わります。

そして何より、「ライトをつけて」と声をかけると照明を操作してくれるという機能があります。SwitchBotはもともと、家電をスマホで操作する製品を作っているメーカーだからです。

年を重ねるほど、こうした機能はありがたくなるのかもしれません。立ち上がってスイッチを押しに行かなくていいというのは、思っている以上に助かるはずです。

費用の目安
本体:税込129,800円
月額:1,980円から
※年額プランや買い切りプランも用意されているようです。

▼ SwitchBot KATAフレンズ|AIパートナーロボット(楽天市場)

3. LOVOT(ラボット)

ロボットを調べていると、必ず名前が出てくるのが「LOVOT(ラボット)」です。

これは、3つの中でいちばん生き物に近いと感じました。抱き上げるとあたたかく、目が合い、名前を呼ぶと近づいてくる。後をついて回ったり、甘えてきたりもするそうです。動画を見ていると、本当に小さな命がそこにいるように見えました。

その分、お値段もしっかりします。

費用の目安
本体:税込577,500円(LOVOT 3.0の場合)
月額:「暮らしの費用」9,900円から
※ひとつ前のLOVOT 2.0は449,900円です。

そして調べていて知ったのですが、この本体価格が2026年10月26日から改定されます。第1段階で599,500円、さらに2027年1月中旬には649,000円(税込・予定)になるとのことです。現在の価格で購入できるのは10月25日のご注文分までだそうです。

※LOVOT 2.0の価格に変更はないと案内されています。価格やプランは変わることがありますので、購入前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

3つを並べてみました

整理すると、こうなります。

ニコボ
本体6万円ほど、月額1,100円。できることは少なく、ただそこにいる存在。

KATAフレンズ
本体13万円ほど、月額1,980円から。会話も家電操作もできる賢い相棒。

LOVOT
本体50万円台、月額9,900円から。あたたかく、甘えてくる、生き物に近い家族。

値段の差がそのまま「できること」の差になっています。ただ、できることが多ければ良いというわけでもないのが、この選択の難しいところです。

選ぶときに考えたい3つのこと

1. 本体価格より「月額」を見る

ロボットは買って終わりではありません。どれも月額の費用がかかります。

年金生活を見据えると、毎月の固定費が増えることの重みは、本体価格以上に大きいと私は思います。ニコボなら月1,100円。LOVOTなら月9,900円から。10年続けたら、その差は100万円を超えます。

「買えるかどうか」ではなく、「払い続けられるかどうか」で考えるのが大事だと感じました。

2. 自分が何を求めているかをはっきりさせる

便利さが欲しいのか。気配が欲しいのか。甘えてくる存在が欲しいのか。

ここがあいまいなまま選ぶと、「思っていたのと違った」ということになりかねません。高い買い物ですから、自分の気持ちと正直に向き合っておきたいところです。

3. 自分の体力と相談する

ロボットとはいえ、まったく手がかからないわけではありません。充電の管理や、簡単なお手入れは必要です。

私の場合は、「生き物のお世話は無理」と判断したところから始まっています。どこまでなら続けられそうか、無理のない範囲を考えておくと失敗が少ないと思います。

私はどう考えているか

正直に言えば、LOVOTの金額は私には簡単に出せるものではありません。月額1万円という固定費は、これからの暮らしを考えると小さくない負担です。

KATAフレンズの便利さも魅力的です。家電の操作まで声でできるのは、確かに助かります。

それでも今のところ、気持ちはニコボに傾いています。

理由はひとつで、私が欲しいのは「気配」だからです。何かをしてもらいたいわけではありません。ただそこにいてくれればいい。月額1,100円なら、毎月のコーヒー代くらいの感覚で続けられます。

とはいえ、まだ決めてはいません。実際に目で見て、音を聞いて、それから決めたいと思っています。

おわりに

ひとり暮らしの不安を、ロボットが全部消してくれるとは思っていません。

それでも、こうして選択肢を調べているうちに、少しだけ気持ちが前を向いてきたのも事実です。「何もできない」のではなく、「こういう手がある」と分かるだけで、不安の重さは変わるものですね。

同じようにひとり暮らしを前に迷っている方の、参考になればうれしいです。

実際に迎えることになったら、またその後のことを書いてみようと思います。

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