朝、学校へ行く前に作っていたあの時間

自由に

気づいたら、手が動いていました。

朝ごはんを食べ終えると、学校の支度より先に布を出していた。針を持っていた。何を作るかも決めていないのに、手が勝手に動き出していた。

幼い頃の私にとって、手仕事は「趣味」じゃなくて、息をするみたいに自然なことだったんです。


あの頃は、何かを作っているとき、時間が経つのを忘れました。うまくできなくても悔しくて、またやり直して。「早く学校行きなさい」と言われるまで、夢中になっていた。

今思えば、あの朝の時間が、私の原点だったんだと思います。

大人になって、いろんなことがありました。楽しいことも、苦しいことも。それでも手仕事だけは、ずっとそばにあった。どんな時でも、手を動かしていると、自分に戻れる気がしていました。

60代になってから本格的に帆布バッグを作り始めた今も、あの朝の感覚が生きている気がします。

手仕事は、私にとって「生きること」とほとんど同じ意味を持っているのかもしれません。


手仕事をしていると、ふと「今日も生きてる」と感じる瞬間があります。忙しい日も、しんどい日も、布と向き合う時間だけは、静かに自分のものでいられる。

これからも、手を動かし続けたい。そう思っています。

私は「」という名前で帆布バッグを作っています。もしよければ、覗いてみてください。


\ 60代からのおしゃれ、一緒に楽しみましょう /

汗上等 ワンピース レディース 半袖 ロング 汗染み防止 綿100% ゆったり 体型カバー 大人カジュアル antiqua

あの頃は「好き」とか「向いている」なんて考えてもいませんでした。ただ楽しかった。手が動く、形になる、それだけで十分だった。子どもというのは、純粋に好きなことに夢中になれる。大人になるにつれて、「うまくできるかな」「時間がかかるな」と考えてしまうけれど、あの頃の無邪気さはとても大切なものだったと思います。

手仕事と一緒に歩んできた60年

学校を卒業して、結婚して、子育てをして、介護をして。人生のいろんなステージで、手仕事はずっとそばにありました。嬉しいときも悲しいときも、針と糸を持つと自分の場所に戻れる気がして。それが手仕事の不思議な力だと思います。

子育て中は、子どものためにぬいぐるみを作りました。入園バッグも、レッスンバッグも、全部手作りでした。完成するたびに子どもが喜んでくれて、それがまた次を作る力になって。手仕事は人と人をつなぐものでもあるんですね。

60代になって帆布バッグを作るようになってからは、自分のためだけでなく、誰かに使ってもらうことを意識するようになりました。丈夫で長持ちする素材を選ぶこと。縫い目をしっかりと。持ち手の長さを使いやすい位置に。そういうことを一つひとつ考えながら作っています。

朝の時間を、今も大切に

今でも、朝の時間が一番好きです。静かな朝、コーヒーを一杯飲んでから布を広げる。あの頃、学校に行く前に過ごした朝と、根っこは同じような気がします。手仕事が好きで、時間を忘れて夢中になる。その感覚だけは、ずっと変わっていません。

手仕事を通じて、毎日に小さな楽しみを見つけてほしい。そう思いながら、今日も朝から布と向き合っています。

手仕事をしているとき、私はいつも「今ここにいる」と感じます。過去のことも、先のことも考えない。ただ手が動いて、布が変わっていく。それだけに集中している時間が、どれだけ心を整えてくれるか。忙しい毎日を送っている方にこそ、手仕事の時間を持ってほしいと思います。

朝の静かな時間に、10分でも20分でも、好きな作業をする。その習慣が、一日のリズムを作ってくれます。学校に行く前の朝に、手を動かしていた幼い頃の自分と、今の自分が、どこかでつながっている気がします。

まとめ

手仕事は特別なことではなく、日常のそばにあるものだと思っています。大きな作品を作らなくてもいい。毎日少しずつ、手を動かしていれば、いつの間にか積み重なっていく。それが60代になってから実感していることです。あなたも今日から、自分の「朝の時間」を作ってみませんか?

60代になっても「朝の時間」を大切にしています。静かな朝に布を広げて、コーヒーを飲みながら一針一針。あの頃の私が今の私を見たら、「ちゃんと続けてるね」と言ってくれるかな、と思いながら。手仕事は、自分の内側と対話する時間でもあります。これからも、朝の静けさの中で、大好きな布と向き合っていきます。

手仕事が好きな方も、これから始めたい方も、まずは「ちょっとやってみよう」という気軽な気持ちで十分です。道具は少しずつ揃えていけばいい。上手くなくていい。好きな布に触れて、針を動かして、形になっていく喜びを感じてほしいと思います。

今日も、布の音を聞きながら、針を動かしています。

布との時間は、かけがえのない宝物です。


🔹 ハンドメイドバッグはこちら → https://ichinuno.pages.dev

タイトルとURLをコピーしました