7月に入り、日差しが本格的に強くなってきましたね。天気予報を見ると連日の猛暑日予想。それなのに、夕方には急な雨が降ることもあって、「傘をどうするか」で毎朝悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
60代になってから、私は日傘が手放せなくなりました。今回は、同世代の方に向けて、夏の外出がぐっと楽になる「晴雨兼用傘」の選び方についてお話しします。
60代にこそ日傘が必要な理由
若い頃は「日傘なんて大げさ」と思っていました。でも今は、日傘は美容のためだけでなく、健康を守る道具だと実感しています。
まず、熱中症対策です。日傘をさすと、体感温度が数度下がると言われています。直射日光を遮るだけで、頭や首まわりへの負担が全然違うのです。60代は暑さを感じにくくなり、気づかないうちに熱中症になりやすい年代。日傘は「歩く日陰」として、私たちの体を守ってくれます。
そして紫外線対策。年齢を重ねた肌は紫外線のダメージからの回復に時間がかかります。シミやたるみの予防はもちろん、目から入る紫外線も防いでくれるので、日傘の効果は想像以上に大きいのです。
晴雨兼用を選べば、荷物がひとつ減る
私が声を大にしておすすめしたいのが「晴雨兼用」の傘です。
夏の空は気まぐれで、朝は快晴でも午後には夕立、ということがよくあります。日傘と雨傘を両方持ち歩くのは荷物になりますし、かといって雨傘だけだと日差しがつらい。晴雨兼用なら1本で両方に対応できるので、バッグの中がすっきりします。
選ぶときのポイントは3つあります。
1. UVカット率をしっかり確認する
晴雨兼用と書いてあっても、UVカット率は商品によってさまざまです。90%以上、できれば99%前後のものを選ぶと安心です。
2. 骨の本数と丈夫さ
夏は急な強い風や夕立があります。骨の本数が多い傘は風に強く、形もきれいです。16本骨の傘は少し重くなりますが、そのぶん安定感があり、広げたときのシルエットも上品に見えます。
3. 「畳みやすさ」は毎日の使いやすさに直結する
これが意外と大事なポイントです。年齢とともに、細かい作業が少し億劫になってきますよね。濡れた傘のベルトを巻いて留める作業、地味に面倒ではありませんか。最近は、ベルトを使わずにくるくるっとまとまる傘があるんです。
私のおすすめ──ベルトなしで畳めるシュパットの長傘
私が見つけて「これはいい」と思ったのが、キッチン用品などでおなじみのマーナが作っている「Shupatto(シュパット)」の長傘です。
名前のとおり、シュパッと畳める傘で、面倒なベルト留めがいりません。傘を閉じて軽くひねるだけで生地がまとまり、そのあと勝手に広がらないのがすごいところ。だから車に乗るときも、畳んだ傘をさっと入れるだけ。雨の日にベルトを留めようともたついて、肩や荷物が濡れてしまう──あの小さなストレスがなくなります。
16本骨でしっかりした作りなのに手開きで扱いやすく、UVカットの晴雨兼用。58cmと62cmの2サイズがあり、男女兼用のシンプルなデザインなので、ご夫婦やご家族で共有するのにも向いています。
贈り物にも喜ばれるアイテムです。おしゃれで実用的なものは、いくつになってもうれしいですよね。
日傘デビューにちょっと勇気がいる方へ
「日傘は気恥ずかしい」という方も、いらっしゃるかもしれません。特に男性や、これまで使ってこなかった方は最初の一歩に勇気がいりますよね。
でも最近は、駅までの道で日傘の男性を見かけることも増えました。環境省も日傘の活用をすすめている時代です。誰も気にしていませんし、むしろ「暑さ対策をきちんとしている人」に見えます。
熱中症で体調を崩してしまえば、家族にも心配をかけます。自分の体を守ることは、まわりの人を安心させることでもあるのです。
傘を長持ちさせる、ちょっとしたお手入れ
せっかくの晴雨兼用傘、できるだけ長く使いたいですよね。私が心がけている簡単なお手入れをご紹介します。
雨の日に使ったあとは、必ず開いた状態で陰干しをして、しっかり乾かしてから閉じること。濡れたまましまうと、骨のさびや生地の傷みの原因になります。玄関に傘を開いて置いておくだけでいいので、習慣にしてしまえば手間はかかりません。
また、日傘として使う場合、UVカット加工は少しずつ弱くなっていくと言われています。表面を強くこすったり、汚れたまま放置したりしないことが、加工を長持ちさせるコツです。汚れが気になったら、薄めた中性洗剤を含ませた布でやさしく押さえるように拭いて、しっかり乾かしてください。
日傘とあわせてしたい、夏の外出対策
日傘の効果をさらに高めるために、私が外出時に組み合わせている対策もお伝えします。
まず水分補給。小さな水筒を持ち歩き、のどが渇く前に一口飲むようにしています。次に外出の時間帯。買い物はできるだけ朝のうちか夕方にして、日差しが一番強い午後1時から3時は家で過ごすようにしています。そして休憩をためらわないこと。少しでも疲れを感じたら、涼しいお店やベンチで休む。60代の夏は「無理をしない勇気」が何より大切だと感じています。
日傘、水分、時間帯の工夫。この3つをセットにすると、夏の外出はずいぶん安心になりますよ。
おわりに──1本の傘が、夏のお出かけを変えてくれる
お気に入りの傘が1本あると、暑い日の外出が少し楽しみになります。「今日も暑いけれど、傘があるから大丈夫」と思えるだけで、買い物や散歩に出る足取りが軽くなるから不思議です。
この夏は、晴れの日も雨の日も頼れる1本と一緒に、元気にお出かけを楽しみましょう。体をいたわりながら、夏を上手に乗り切っていきたいですね。

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