後悔のない人生を歩みたかった。でも、気づいたら後悔だらけでした。
父ともっと話せばよかった。母の隣にもっといればよかった。子どもたちに、もっとやさしくすればよかった。自分の体を、もっと大切にすればよかった。
数えたらきりがありません。
結婚してから、長い間つらい日々が続きました。夫との関係、病気、お金のこと。外には言えないことを、ひとりで抱えてきました。
「なんでこんな人生になったんだろう」と思ったことが、何度もあります。
でも、そのたびに、布を広げていました。針を持っていました。何かを作ることだけが、私の「いまここにいる」という感覚を保ってくれていた。
60代になって、ようやく少し、楽になってきました。
子どもたちも独立して、自分のペースで生きていいんだと思えるようになって。ハンドメイドを本格的に始めて、小さなお店を持つことができて。
後悔だらけの人生だったけれど、その全部が今の私を作ってくれたんだと、今はそう思っています。
苦しかった時間は、無駄じゃなかった。あの頃があるから、今の私がいる。
これからも、後悔するかもしれない。でも、それでもいいと思っています。
生きていれば、後悔するくらい、一生懸命だったということ。そう信じながら、今日も手を動かしています。
読んでくれてありがとうございます。
一生懸命生きた自分へのご褒美に、今日だけは少しだけ自分を甘やかしてほしい。ふんわりやわらかい枕で、ゆっくり眠れる夜を。
