目次
- はじめに
- よく聞く「マイナ保険証は不安」という声
- 実はもう“収入”は見られている?
- マイナンバーカードを作らないと本当に安心?
- マイナ保険証のメリットとは?
- まとめ:正しく知って、安心して活用を
1. はじめに
最近、健康保険の業務に携わる中で、よく耳にするのが「マイナ保険証ってちょっと不安…」という声です。
今回は、そんな不安を少しでも和らげられるように、マイナ保険証の仕組みやメリットについて、わかりやすくお伝えしていきたいと思います。
2. よく聞く「マイナ保険証は不安」という声
「個人情報が見られるのではないか?」
「通帳や預金までチェックされてしまうのでは?」
「だから、マイナンバーカードは作りたくない」
このようなお声を、日々多くいただきます。お気持ちはとてもよくわかります。しかし実は、マイナンバーカードの有無にかかわらず、すでに“見られている”情報もあるんです。
3. 実はもう“収入”は見られている?
マイナンバーカードを持っていなくても、健康保険の扶養に入る際には、加入条件を確認するために「年間の収入」がチェックされています。
例えば、扶養に入るためには以下のような条件があります:
- 60歳未満:年収130万円未満(障害者の方は180万円未満)
- 60歳以上:年収180万円未満
この条件を確認するために、年収情報はすでに見られる仕組みになっています。つまり、マイナンバーカードを作らないことで情報が守られる、というわけではないのです。
4. マイナンバーカードを作らないと本当に安心?
通帳や預金の中身まで見られてしまうのでは?という心配をされる方も多いのですが、現時点ではそこまでの情報は見られていません。
収入情報だけが扶養条件確認のために使われており、それ以上の情報がのぞかれるということはありません。
「マイナンバーカード=監視」ではなく、便利な手段として活用できるもの、と前向きに考えていただけたらと思います。
5. マイナ保険証のメリットとは?
実際にマイナ保険証を使うことで、さまざまなメリットがあります。
- 高額療養費の限度額適用認定証が不要に
- 高齢受給資格者証や特定疾病療養受給者証もまとめて管理可能
- 急な入院でも持ち出しの費用が軽減される
- 薬剤情報や医療履歴が共有され、より適切な医療を受けやすくなる
これまで何枚も証書を持ち歩く必要があったのが、マイナ保険証1枚でカバーできるのはとても便利です。
6. まとめ:正しく知って、安心して活用を
不安や疑問は、正しい情報を知ることで和らぐことが多いです。マイナ保険証についても、「知らないから怖い」と感じる方が多いのが現状です。
ぜひ、この記事をきっかけに「知ること」から始めてみてください。
マイナンバーカードを持ち、マイナ保険証として活用することで、よりスムーズで安心な医療体験ができるようになりますよ。


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