目次
- 人生についてふと考える瞬間
- 不安よりも前向きに生きる選択
- 私を支える「ハンドメイド」という時間
- 目標は収益よりも“誰かの役に立つ”こと
- 失敗も成長の糧に
- 好きをベースに、収益へつなげる挑戦
- 同じ思いを抱く60代の皆さんへ
本文
1. 人生についてふと考える瞬間
年齢を重ねると、ふと立ち止まって自分の人生について考えることがあります。
「私はあと何年、生きていくのだろう?」
「長く生きたら、子どもたちに迷惑をかけてしまうのではないか?」
そんな問いが心をかすめる瞬間は、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。若い頃には想像もしなかったことが、60代になると現実味を帯びてくる。体力の衰えや健康の不安だけでなく、家族との距離感や人間関係への気遣いも増えてきます。
しかし同時に、これまで生きてきた時間の重みと、自分なりの生き方を選べる自由も感じられるようになりました。
2. 不安よりも前向きに生きる選択
今の私は、そうした不安に押しつぶされるよりも、できるだけ毎日を前向きに過ごすことを選びたいと思っています。
明日を楽しく生きられるかどうかは、きっと自分の心の持ち方次第です。だからこそ、「やりたいことは、できそうなことから一つひとつ挑戦してみよう」と決めました。
やってみたいことを先延ばしにしていると、あっという間に時間は過ぎてしまいます。完璧でなくてもいい。できる範囲で、少しずつ動き出すことが、私のこれからの人生を彩るはずだと信じています。
3. 私を支える「ハンドメイド」という時間
そんな私の毎日を支えてくれているのが、ハンドメイドです。
自分の手で生地を選び、形を整え、作品として完成させる──その過程は、まるで小さな旅のよう。思うようにいかないこともありますが、その一つひとつが私の心を満たしてくれます。
ハンドメイドの魅力は、ただ“物”を作るだけではありません。
作る時間は、自分と向き合う時間でもあり、気持ちを整理する時間でもあります。そして、自分が作ったものを誰かが手にして、「こういうものが欲しかった!」と喜んでくれる瞬間は、何よりのご褒美です。
4. 目標は収益よりも“誰かの役に立つ”こと
もちろん、私の最終的な目標は、作ったものを販売し、収益につなげることです。
でも、それ以上に大切なのは、「誰かの生活に小さな彩りや便利さ、心地よさを届けられる作品」を作ること。売れるかどうかだけにこだわると、作る喜びを忘れてしまいそうになるからです。
お金は大事ですが、それ以上に「あなたの作品のおかげで助かった」「とても気に入った」と言ってもらえることが、何よりも大きな励みになります。
5. 失敗も成長の糧に
今はまだ、好きという気持ちだけで作品を作っています。
制作数は多くなく、時にはミスもしてしまいます。糸のほつれやサイズのずれ、布選びの失敗…。でも、その一つひとつが次への学びになっています。
「次はもっと丁寧にやろう」「この色合わせはやめておこう」──そんな気づきが、少しずつ私の技術を高めてくれます。失敗を恐れずに取り組めるのは、きっと“好き”という気持ちがあるからこそです。
6. 好きをベースに、収益へつなげる挑戦
これからは、「好き」を土台にしながら、少しずつでも収益を生み出す作品作りをしていきたいと思っています。
私自身に「きっとできる」と期待し、毎日ミシンに向かう時間を大切にしています。
年齢を理由に諦めるのは簡単ですが、逆に「60代から始めるからこそ面白い」と思えることもあります。若い頃よりも時間の使い方が上手になり、経験や感性が作品に深みを与えてくれる。これこそが、大人になってからの挑戦の強みだと感じています。
7. 同じ思いを抱く60代の皆さんへ
私と同じように、「好きなことを形にして、それを誰かの役に立てたい」と思っている60代の方は、きっとたくさんいらっしゃるはずです。
もし同じ夢を持っているなら、一緒に挑戦してみませんか?
年齢は関係ありません。挑戦する心があれば、私たちはいつだって若くいられます。失敗を恐れず、楽しみながら、少しずつ前に進んでいきましょう。

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