『家に帰りたくない』と思う自分を責めていませんか?
本来、家は“心のよりどころ”であるはずなのに…。
目次
- 家に居たくないと感じた日々
- 友人との会話が教えてくれたこと
- 気持ちを伝えたその先に待っていたもの
- 繰り返される違和感と涙
- 気づいたのは「モラハラ」と「依存」
- 本当の自分を取り戻すために
- 後悔する前に一歩を
家に居たくないと感じた日々
本来「家」とは、心が休まる場所。
けれど、いつの頃からか私は、なるべく家に居たくないと感じるようになっていました。
特別な理由があるわけではないのに、気持ちはどんよりと重く、家にいると心が沈んでいく。
外に出ることが、唯一の救いのように思えていたのです。
友人との会話が教えてくれたこと
そんな中、救いだったのは友人の存在でした。
ある日、思い切って、夫との関係について赤裸々に話してみたのです。
すると、彼女は少し驚いたような表情で、こう言いました。
「それって、普通じゃないよ」
たったその一言が、私の中に眠っていた違和感を一気に引き出しました。
「私がおかしいんじゃない。やっぱり、何かが違うんだ」——心が揺れた瞬間でした。
気持ちを伝えたその先に待っていたもの
それ以来、私は少しずつ、夫に自分の気持ちを伝えるようになりました。
けれど、話すたびに必ず喧嘩に。
家の空気はどんよりと重くなり、私はどこかで諦め始めていました。
「もう…従ったほうが楽かもしれない」
そう思ってしまう自分が情けなくて、でも、それ以上に「どうしようもない」と感じていたのです。
繰り返される違和感と涙
「違う」と返されるたびに、私は自分の話が届いていないような気がしていました。
ただ気持ちを受け止めてほしかっただけなのに、いつも否定されてしまう。
そんな日々の中で、私の心は静かに、でも確実に傷ついていきました。
具体的に感じたつらさ
- 友人のお見舞いに行こうとすれば、「この間行っただろ、もう行くな」と言われる
- 飲み会に行こうとすれば、「誰と行くんだ」と問い詰められる
- そして、私の目の前でスマートフォンを開かれ、中身を確認される
信じてもらえていないと感じる瞬間が、何よりもつらかった。
信頼されていないのに、信じてほしいと言われる——そんな矛盾に、私はもう耐えられなくなっていました。
気づいたのは「モラハラ」と「依存」
そしてようやく、私は気づきました。
これは「モラルハラスメント」や「精神的DV」にあたることだったと。
もちろん、相手に言われっぱなしでいいわけではないし、自分の態度にも見直すべき点があったかもしれません。
でも、私にはもっと深刻な問題があったのです。
それは、「依存」していたこと。
自分の意志を持てず、相手に決めてもらうことでしか動けなくなっていた。
それが当たり前になっていたのです。
本当の自分を取り戻すために
思い返せば、恋人時代からずっと「彼が喜ぶならそれでいい」と、自分を後回しにしてきました。
「彼の笑顔が私の幸せ」だと、ずっと信じて疑わなかった。
でも、仕事ではちゃんと自分の意見を言えるし、主体的に動けている。
なのに、夫の前では全く別人になってしまう自分に、ようやく気づけたのです。
家庭と仕事は違うけれど、どちらも「私らしく」いたい。
心から、そう思えるようになりました。
後悔する前に一歩を
同じように悩んでいる方、もしかしたらいるかもしれません。
「我慢すればきっと丸く収まる」
「家庭のために耐えるのが妻の役目」
そう思い込んで、自分の声を押し殺していませんか?
でも、その我慢が心を壊してしまう前に、
どうか、あなた自身の声に耳を傾けてあげてください。
心が少しでも軽くなりますように
この記事を読んでくださって、ありがとうございます。
もし、同じような気持ちを抱えている方がいたら、
「ひとりじゃない」ということだけは、どうか忘れないでください。
あなたの人生は、あなた自身の手で、きっと変えられます。

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